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動物愛護管理法改正・意見交流会
「真に動物を守る法律へ」

閉会宣言

 私達は、本日、全国から議員会館に集まり、動物愛護管理法改正のあり方について意見を交流した。
 現在の日本の動物をめぐる状況は、動物を商品として生産、販売をし、要らなくなればゴミとして行政が引き取り、殺処分、焼却をしている。およそ動物の命への尊厳、畏敬、いたわりがない状況である。これは「動物を殺す行政」というべきものである。
 また、私達、社会においても、鳴き声、糞尿などで迷惑・被害を受けるとして動物は排除し、駆除(殺処分)をしている。他の動物も必死で生きている中で、自分が迷惑ならば、その動物の命を奪って問題の解決をしているが、これは誤っている。迷惑な動物を、駆除、絶滅させて、私達、人間が生存し、豊かに生活ができるとは考えられない。
 また、動物愛護法では保護の枠外におかれている、実験動物、産業動物などは、行政の殺処分以上ともいうおびただしい数とされながら、その実態さえ闇の中にあって、苦痛の中で生かされ殺されている。
動物愛護管理法は、第2条の基本原則において、「動物の命」と「人と動物の 共生」を規定しているが、現実は、「動物の命」はゴミの如く扱われ、殺すことにより処理をされている。
 本日の交流会で、「動物の命」と「動物との共生」の基本原則に基づいて、ペット、実験動物、産業動物、被災動物などにおいて、行政、業者、業界において、命ある動物が生きるために必要な機会と環境が確保されるための法律改正が必要であることが確認された。
 今こそ、「殺す行政」から「生かす行政」に転換し、行政の動物引取、殺処分の 制限・禁止、行政の「動物保護義務」を規定し、社会、国民の「動物愛護・保護 義務」の規定が必要であり、私達は、政府、行政に対して、強く「真に動物を守る法律」の改正がなされることを求めて閉会宣言をする。

〜殺す行政から生かす行政へ、今こそ転換を〜
2012.1.20  THEペット法塾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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